学生ローンの返済方法は、店頭入金と銀行振り込みによる支払いがある。
店頭で支払った場合、その場で即時に入金処理がなされ、領収書が交付される。
店頭での返済はいたってシンプルだが、銀行振り込みによる入金分を、どのようにして処理しているのかが気になるところだ。
●銀行振り込み返済分の入金処理の流れ
高田馬場の学生ローンでは、コンピューターによる債権管理システムが整っており、これらを総称して「金融システム」と呼ばれるソフトウエア上で管理されている。
このシステムには自動入金処理という機能が搭載されており、銀行入金分を自動で入金処理をする能力がある。
ただし、全てが自動でできるわけではない。
同姓同名者との判別は、さすがに手作業でやる必要がある。
通常、銀行振り込みの場合は、振込依頼人名義を氏名+会員番号にするよう促している。
この両方があれば判別に迷うことなく、システムによる自動入金が可能だが、氏名しか入っていない、あるいは、振込依頼人名義に誤りがある場合などは、どうしても手作業による振り分けが必要となってくる。
どうしても判別できない場合、最後は個別に電話で確認する作業がある。
しかし、なかなか連絡が取れず、保留扱いとなるケースもめずらしくない。
このケースで問題となるのが、実際は返済をしているのに、返済が未納となってしまう人が確実に出てしまうことだ。
へたをすれば督促状まで出てしまいかねないし、最終的に気づくまでに相当の年月が経ってしまっていた場合、計算のしなおしという事になる。
その間、追加貸付等が実施されていると、計算がさらに複雑になってくる。
最終的には電話による確認となるが、連絡がつかないケースは最後まで入金処理されないまま終わってしまうケースもあるほどだ。
名前がわかっていればまだマシなほうである。
中には名前に誤りがあるケースもあり、こうなると連絡のとりようもなくない。
最終的には銀行に問い合わせをし、振り込み時に電話番号を入れていないかどうか調査を依頼する方法もあるが、電話番号の記入がない、あるいは、記入はあっても連絡がとれない場合もよくあることだ。
銀行振り込みでの返済は、必ず学生ローンのルールを守って頂きたいものだ。
●完済となるケース
学生ローンの返済を全額完済する場合、基本的には入金をする前に電話で金額を確認することが原則だ。
しかし、中には適当に振り込みを続け、いつの間にか完済してしまっているケースもよくある話だ。
本人は気づいておらず、その後も返済を続けてしまう利用者も少なくはない。
一人暮らしであれば通常は完済した旨の通知が本人宛に送付されるのだが、これすら気づかないケースもある。
また、家族と同居の場合は完済通知が送付されない為、本人は全く気付かずに返済を続けてしまうケースもある。
いずれも連絡が取れた際には返金されるが、無駄な支払いをいつまでも続けるのは利口ではない。
以上、銀行振り込みの入金処理の流れを簡単に説明したが、いずれの場合もこまめに連絡を入れる習慣をつけていれば防げた問題だ。
それ以前に、よく確認もしないで、名前だけで自分の返済分だと相手がちゃんとわかるのだろうか?という疑問を持たなければいけない。
こうした説明は事前に受けているはずなのだが、忘れてしまっていたとしても、自分で気づかなければいけない事案である。